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2018.03.12 マッチメイク批判を跳ね返せるか、山中&小西の世界戦


自分より上のチャンピオンがいても無視して世界一を名乗る売り方が露骨だった亀田興毅や井岡一翔のみならず、村田諒太、井上尚弥のようなスター選手でもWBA2番目ベルトを「世界タイトルマッチ」として活用している以上、WBAの王座乱立を責められないのが日本ボクシング界。だから、日本人チャンピオンがいるWBA世界ライトフライ級の2番目タイトル決定戦が決まっても文句は言えない。本来、「世界一」を目指すのであれば田口に挑戦すればいいが、強い選手に勝つことよりもチャンピオンの肩書き商売を優先するということだが、そこをちゃんと示した上で等身大に試合を見なければ価値が分からなくなる。テレビアナウンサーが過剰に「世界の頂点だ」と誇大広告するのも今の時代にそぐわないし、本当にビッグマッチが実現したときに「オオカミ少年」状態になってしまう。

小西は15戦無敗、日本王座2度防衛の選手だが、それはミニマム級での話。8回戦以上でミニマム級より上の試合は1度も経験がないのだから、日本王者の久田哲也も飛び越してのチャレンジは本来、組み合わせ自体が不自然だ。これとそっくりなことを亀田興毅がやったときはファンの批判を浴びたものであるが、当時の本ブログのコメント欄を見返すと、それが正確に伝わらずに亀田ベタ褒めで2階級上の徳山昌守にも勝てるという超期待コメントも半数ぐらいあって(笑)、やはりちゃんと状況を伝えるのは大事だと改めて思ったが、興行的にはいくらか騙してチケット売れるということでもある。ただし、それはあくまでタイトル扱いの話であって、試合自体を否定するわけではない。相手カニサレスは16年の大晦日に田口と引き分けた無敗選手。組み合わせ自体は決して悪くないし、選手サイドから見れば、小西にとって大きなチャンスと試練であって、ここで実力を示せればいい。勝者が世界の頂点とは思わないが、一定のレベルにあるサバイバルマッチだ。

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